朝日新聞社運営の進学情報サイトが改竄された件

新聞・テレビ・ラジオ等、様々なメディアでこのニュースが流れていたのですが、気になったことが一つ。
・・・ウィルスの名前は何で、どんな活動をするのですか?
「サーバに保存されていた個人情報の漏洩の可能性」のみが極端にクローズアップされていましたが*1

大学進学情報の広告サイト「キャンパス・アサヒコム」が改ざんを受け、ウイルスをダウンロードするようなコードが仕込まれていた
ITmedia エンタープライズ:朝日新聞社の大学進学情報サイトが改ざん、ウイルス感染の仕掛けに

わけなので、閲覧したことでウィルスに感染してしまった(可能性のある)利用者はかなりの数に上るのではないかと。
「どんな活動をして」「どのような危険性があって」「どう対策すれば良いのか」まで伝えて、サイトを閲覧した沢山の人たちにも注意を喚起することが、報道の使命だと思うんですけどね・・・。しかもバックドア系となれば、その重要性は大きいはずです。


つまり、「この期間に進学情報サイトを閲覧した方は、ウィルスに感染している可能性があります。あなたのパソコンの情報が外に漏れる危険性があります。そのため、最新のウィルス対策ソフト、または専用の削除ソフトウェアを使用して、速やかにお使いのパソコンを検査して下さい。詳しい情報は進学情報サイトをご覧ください。」くらいのことは言って欲しかったということです。

*1:たかだか数百人の個人情報の漏洩の可能性など大したことではない、と言いたいわけではありません。念の為。